本物を尊重すること

 

毎日暑い日が続きますね。
堀の展示も残すところ後2日となりました。

幼い頃から今も好きな昆虫…山や田んぼでの昆虫採集、自宅での飼育など私にとって昆虫とは、沢山の知識やアイディアをくれた特別な存在。その昆虫から制作のヒントをもらい日々作陶しています。造形的な美しさや構造的な面白さなどを作品に溶け込ませることで、自分独自の表現を目指しています。自然の物が美しいのは、そこに作意的なものがないから。昆虫も同じで、純粋に環境に適合するために進化してきたからこそ無駄のない形をしていて、それが美しい。昆虫をモチーフにした作品を作るにあたり、常に心がけているのは「本物を尊重すること」です。それは、本物を忠実に再現することとは違います。本物が一番美しく、どんな形を摸写しても、それと同じレベルに並ぶこともなければ、越えることもできないと知っているからです。だからこそ、そこに自分の考えを入れることで違う角度から本物に並ぶ、本物を越える形をいつか作り出せる気がします。

掘 貴春

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