「たゆたふ」

陶/竹田みずほ
染/井上 藍

9月11日(土)~ 9月26日(日)AM11:00~PM5:00(月曜日定休)
ゆらぐ曲線や柔らかな色彩の織りなす空間をお楽しみください。

竹田みずほ
TAKEDA MIZUHO
○作品のコンセプト
世界の祈りが込められた文様を用いた表現。
作品に主に用いている幾何七宝紋は、アラベスク文様と日本の古典文様である七宝紋を図形的に組み合せ、相違と調和を表現している。
成型に関しては小さい作品を中心に手びねりや鋳込み、大きいサイズの作品は主に轆轤を用いて形を作っている。
手びねりは塊のような状態から即興的に形を模索しながら掘り出していき、面と線を構成することによって仕上げていく。
その面の一部に意匠を施すことによって静と動を表現している。
(琳派の絵画や着物の文様などによく見られる雲や川の輪郭線の中に連続文様が描かれる意匠をヒントにしている。)
着色は上絵の具(洋絵の具)を使用している。(九谷焼の和絵の具とは種類が異なる)
経歴
1988 東京都生まれ
2013 東京藝術大学美術学部
    工芸科陶芸専攻 卒業
2015 東京芸術大学大学院美術研究科
    工芸専攻 陶芸研究領域 修了
2017 石川県金沢市にて独立・築窯

○受賞歴
2012年 安宅賞
2016年 伊丹国際クラフト展 老松賞
井上藍
INOUE AI
○作品コンセプト
作品テーマは生命の始まり。
植物が生えてくる様子等をモチーフに描きます。これらのモチーフは、
抽象的・偶発的にできるデカルコマニー模様から出発します。
偶発的にできるデカルコマニー模様から、具象的なモチーフへと変化する様子は、
形のない生命から何かが生まれ育つ“生命の始まり”を意味します。
デカルコマニー模様は見る人によって様々なイメージを与える模様であり、“想像の原点”のように考えています。
着物等を染める際に使用する友禅技法と、絵画技法であるデカルコマニー技法を組み合わせ、
作品を制作しています。現在は金沢を拠点に活動中です。
経歴
1991 京都府生まれ
2015 金沢美術工芸大学 美術工芸科 
    工芸専攻 染織コース卒業
2015-2016 インドで絵を描く
2018 金沢美術工芸大学大学院 
    美術工芸研究科 染織コース修了
2021 金沢卯辰山工芸工房修了

○受賞歴
2015 金沢美術工芸大学 卒業制作 作品買い上げ
2018 ジャパンテキスタイルコンテスト 学生の部 シーズ賞
2018 金沢美術工芸大学大学院 卒業・修了制作部門 審査員特別賞/安積 伸
  石川県デザイン展 金沢市長賞
2020 TAGBOAT AWARD2020 入選
国際富山アートアワード 入選
2021 第17回金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長奨励賞

関連記事

  1. 2021 新春展

  2. 『漂う貝にたずねて』 杉本小百合 藤田柚子 近藤なつみ 三人…

  3. 卯辰の新緑に魅せられて

  4. 万 HIDE AND SEEK

  5. 松永安正展「スペインに捧ぐ」

  6. 藤田有紀金属の世界 空と海のちょうどあいだの

最近の記事

アーカイブ
PAGE TOP